毎週土曜日に放送しているドラマ「先に生まれただけの僕」

嵐の櫻井くんが主演、蒼井優さんの久々のドラマ出演ということで、キャストにも注目が集まっていましたね。

このBlogの読者の皆さんも、嵐のファンという理由でこのドラマを見ている方も多いんじゃいでしょうか（笑）

昨日、撮りためてあった第１話を見てみたら、内容が面白く、一気に引き込まれてしまい、３話まで一気に見てしまいました！

キャストに注目が集まりがちですが、内容も、奨学金や、スクールカースト、アクティブ・ラーニング、勉強する意味などなど、なかなか骨太な問題を取り扱っています。

一方、現実社会でも、少子高齢化に突入する中で、私立高校は生き残りに必死です。

系列大学を高校名に加えて、高校ー大学連携を売りにする私立高校。

男子校、女子校から共学に変更し、制服のデザインや、校舎の綺麗さ、修学旅行先など、生徒に直接魅力となる部分をアピールする私立高校

上位大学への進学実績だけでなく、国際コースの新設、進学コースの充実など、学力面でのサポートをアピールする私立高校　などなど

お母さん達の時代の私立高校と、大きく状況が変わった理由は、こうした私立高校の改革の努力の成果の賜物と言ってもいいでしょう。

この時期中学生は、志望校を選ぶため、様々な高校へ見学に出かけますが、やはり、私立高校のキラキラした魅力と、公立高校の地味な印象では、生徒たちからの選ばれ方にも大きな差がでます。

また、その際、保護者の皆さんも、自分たちの時代の私立高校とどう変わったのか、どんなところが人気の秘密なのか、何がアピールポイントなのかを考えながら見に行ってみると面白いと思います。

ドラマでは、経営赤字の企業系列の私立高校の経営の立て直しの為、櫻井くん扮する鳴海校長が、どうしたら、この私立高校（京明館高校）を人気校にできるか、真剣に考え始めます。

偏差値４４と中堅下位クラスを想定した学校で、上位に大学も持たないという、かなりシビアな設定です。

以前は女子校だったけど、共学にして、生徒数増加を目論むも、殆どの生徒が、公立高校を落ちて、いやいや通っているという感じ。

愛知県だと、あのへんの高校かな～ってリアルに想像しちゃいます（笑）

なかなか上手く作っているな～と感心しながら見ていました。

もちろん、ドラマなので、かなりデフォルメされて、脚色されているでしょうが、中堅どころの私立高校ならどこでもおきそうな問題を上手に脚本に取り込んでいる印象です。

私自身は、鳴海校長のように、一般サラリーマンを長年経験したあと、この業界に飛び込んできました。（詳しくはこちらを）

なので、鳴海校長の悩みの多くに共感できます。

久々に続きが気になるドラマに出会いました。

特に、アクティブ・ラーニングがドラマの中でどう描かれていくか、今から楽しみです！

受験生の保護者の皆さんには、高校選びの目を養う意味で、ぜひ見て欲しいドラマだと思っています。