今日、日進西中学校では卒業アルバムが配布されました。

今の卒業アルバムは、寄せ書きのページが作ってあるので、先生や友達のサインをたくさんもらってきていましたね。

学校に行くのも、残り２日。卒業式まで本当にあとわずかです。

さて、先日、部活大好きの中２生が「先生、大変です！来年から部活が減らされます！」って言いながら学校からのお手紙を見せてくれました。

日進市だけでなく、近隣の愛日地区四市町（日進市、豊明市、長久手市、東郷町）の教育委員会の連名で作成された文書で、昨今の先生の長時間労働へ対応、ブラック部活と呼ばれ始めた部活の負担軽減などへの対応策が書かれています。

これは、本年１月１６日に行われた「運動部活動に関するガイドライン（指針）」を検討するスポーツ庁の有識者会議において指針の骨子が大筋で了承されたことを受け、改めて教育委員会で話し合いが持たれた結果決められたものです。

スポーツ庁が出した運動部活動ガイドラインの骨子の概要は以下の通りです。

・休養日は週２日以上で、平日は１日以上、土日で１日以上

・夏休みなど長期休業中は部活動も長期の休養日を設ける

・１日の活動時間は平日２時間、休日３時間程度

・科学的トレーニングを導入し、短期間で効果が得られる活動にする

・スポーツクラブなどと連携し、地域のスポーツ環境整備を進める

・大会の統廃合を進め、学校が参加する大会数の上限を定める

この中で、今回四市町の教育委員会から出された指針で明記されたのは以下の二つです。

・休養日は週２日以上で、平日は１日以上、土日で１日以上

・夏休みなど長期休業中は部活動も長期の休養日を設ける

　（夏休みはお盆前後に一週間、冬休みは年末年始期間が長期の休養日）

残念ながら、活動時間についての上限や、科学的トレーニングの導入、大会数の見直しなどには言及されていませんでした。

正直、中学の部活動で、特に体ができていない中学一年生にトレーニングと言う名目でかなりの負荷をかけた練習をしており、股関節の炎症をおこしたり、怪我をする生徒を何人も見てきました。

また、疲れがとれず、授業中起きていられないという生徒の訴えも多く聞きます。

今回言及されなかった、活動時間についての上限や、科学的トレーニングの導入についても、ぜひ継続的に議論いただき、成長期の子どもにあったトレーニング時間や方法についての策定や、部活を指導する先生方への勉強会の実施なども行っていただきたいと思います。

全員が同じメニューをこなす「平等主義」ではなく、個々の生徒にあった「適切で公平」なトレーニングが実施されれば、少しは変わるのかなとも思っています。

来年度から、部活で疲れて勉強に集中できないという生徒がいなくなることを期待しています。

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