数日前に、名古屋高校に通う生徒から、「英語力を鍛えて欲しいです！」って突然の申し入れ。

急にどうしたんだろうと思っていたら、今日、本人が塾に来て理由を説明してくれました。

高校の先生に、「将来研究者になりたい」という夢を話したところ、名大で実施している、高校生対象のグローバルサイエンスキャンパス（GSC）事業と、京大のELCASを紹介されたそうです。

どんなことをするのだろうと、名大のGSC事業について調べてみました。

詳細なパンフレットはこちらでDLできます。

 研究活動は3つのステージに分かれています。

第１ステージ…参加希望者の中から参加申込書により、約 150 人を選んで実施します。

全体で９研究テーマについて講義形式の授業を行います。講師は、本企

画に参画する理学研究科、医学系研究科、工学研究科、生命農学研究科お

よび環境学研究科の５つの研究科から宇宙（地球）、物質、生命など各分

野の研究者が担当します。

 (6～7月の土曜）

第２ステージ…第１ステージより約 50 人を選抜して実施します。

研究室に所属し、２人のペアを組んで実験・実習の研修を行います。

（夏休み中）

第３ステージ…第２ステージより約 20 人を選抜して実施します。

名古屋大学が緊密な提携関係にある海外の一流大学へ研修旅行を行い、

海外の伝統ある大学の教育と研究に触れるとともに、各自の研究成果を海

外の聴衆に対して英語でプレゼンテーションし討議します。 
（2019 年 3 月 3 日(日)～3 月 10 日(日)の 8 日間）

 いや～面白そうですね！

最後の20人まで残れたら、海外の大学への研修旅行に行けます。

もちろん、費用は大学側の負担なので、こちらは、食事などの個人負担のみ。

こうやって、高校生のうちから、大学の特に研究について興味をもってもらう取り組みを行っているんですね。

で、生徒が英語力が欲しいといった意味は、第1ステージの講座の中に１つだけ、全部英語の講義があるからでした。

第1ステージでは、９講座（内１つは英語の講座）を受講し、受講後30分でレポートを書いて提出する必要があります。

このレポートの内容で、第2ステージへ進む50人が選抜されるとのことなので、なるほど、英語力が欲しくなるわけです。

とはいえ、この生徒、大好きな理科の分野であれば、リーディングファームのレベル10を読んでしまうほどの実力があるので、講義を聞くだけであれば、大丈夫だろうと思っています。

それより、短時間で、考えをまとめ、レポートにして提出する方が難易度が高そうです。

そして、もう一つの京大ELCASもやはり、同じように、京大での授業が受けられるというとても魅力的なプログラムでした。

ただ、こちらは、受講の審査に数学のテストがあるので、生徒がちょっと不安がっていました。

いや、大丈夫でしょ。

数学に関しては、自分でどんどん先を勉強できる生徒で、まだ高校に入ったばかりなのに、既に数Ⅱの大部分を理解してくれていますからね。

今日も、微分をつかった、三次関数の接線方程式について、得意のDESMOSで勉強してくれました。

三次関数の極大、極小値で接線の傾きが０になる瞬間が、見ていて楽しい～～！って

これだけ数学好きなら、京大の審査もきっと通過できるよ！

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