2020年に小学生の英語が「教科」に格上げされることは、多くの報道などで知られるようになりました。

ただ、既に今年から、その移行措置が始まっていることを意識している保護者の方は、まだ多くないように感じます。

今年、小学3年、もしくは4年生の生徒さんをお持ちの場合、学校で少しだけ（年間15コマ）英語の授業があるので、「あれ？もう英語やるんだっけ？」って気づいたお母さんは多いかもしれません。

しかし、小学5年、6年のお母さん方は、既に、数年前から小５で英語を習う事は、知っているけど、教科になるのはあと2年後だから、うちの子たちには関係無いし・・・って感じじゃないでしょうか。

いえいえ、特に小５のお子さんは、昨年までの小学英語より１５コマ英語の時間が増えており、教科書も、新しいものが既に配布されているはずです。

これが、文部科学省が作成した、2020年からの新指導要領に対応した小学生の英語の教科書「We Can!」です。

既に、全国の多くの小学校で、小学5年、6年生の教科書として配られているようです。

ただ、個別の利用状況は、自治体によってまちまちだったりしますから、日進市がどうなっているか、生徒や、教育委員会などにヒアリングして確認していきたいと思います。

手元に届いたので、ざっと見てみた印象は、「難しくなったな～」というものです。

特に、以前の教科書「Hi,friends!」になかった単語リスト（WORD LIST）のページがあり、どうさ（動詞）、ようす（形容詞）、なまえ（名詞）などが、やく500語掲載されていました。

これらの中には、中学で新出単語扱いでならわないものの基本的な単語が多く含まれています。

例えば

• 獣医（vet）消防士（fire fighter）といった職業
• はさみ（scissors）ほっちきす（stapler）定規（ruler）といった文房具
• 円（circle）正方形（square）長方形（rectangle）といったものの形
• 顔（face）鼻（nose）歯（teeth）つま先（toe）ひざ（knee）といった体の部位

などがあります。

これらは、基本的すぎて、高校などでも、新出単語としては扱われませんし、高校などの難しい英文にはあまり登場しません。

しかし、英検やTOEICといった民間試験では、こういった基本単語は知っていてあたりまえで、よく問題の中でもつかわれるので、知らないと、なんだろうと考えてしまう単語だったりします。

こういった単語に小学校から、しっかり触れてもらえるのはとっても助かります。

ただ、本当にしっかり触れてもらえたらいいのですが、先生の力量しだいで、流されてしまったりしてしまうと、子供たちが不幸ですね。

小学校での英語の取り扱いがどう変わっていくか、どれくらい、きっちりと取り組んでもらえるか。

しっかりと見ていきたいと考えています。

もちろん、塾では、こういった基礎単語にも、しっかりと触れてもらいますので、ご安心くださいね。

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