毎週月曜は、教会で行われる英会話に通っています。

英会話の能力向上が目的ではありますが、それだけではありません。

英語の能力以上に、グローバル化に対応するために必要な力を勉強させてもらっています。

それは何かと言うと、

「異文化理解力」です。

異文化理解力とは、相手の言動の真意を理解し、自分の言動を相手がどう捉えているかを理解すること。

育った環境や価値観が異なる人と働くときに、行き違いや誤解を生むことなく、確かな信頼を築く技術です。

特に、日本人はほぼ単一の民族で構成され、多くを語らなくても「空気を読む」事ができます。

また、宗教に関しても、形式的には仏教徒ですが、実質は無宗教な人が大多数だと思います。

こうした、多くを語らなくても通じ合うことができ、宗教に関しても全く関心がない多数の日本人が、グローバル化という流れの中で世界にでていくと、たとえ英語が流暢に話せたとしても、お互いを全く理解できない状況がおきたり、行き違いや誤解からトラブルに成ることが多くあります。

こうしたトラブルを未然に防ぐには、先に上げた異文化理解力が必要になってきます。

そしてそれにはまず、他者は自分とは違う存在であり、考え方、文化、宗教観なども全く違うのだということを認めることができなければなりません。

そして、国ごとに、育った環境ごとに、宗教観ごとに、どう考えるのか、一見風変わりな行動に見えるけど、本当の意味はなんだろうかと言うことを知識として知ることが大切になってきます。

この知識は、もしかすると、言語としての英語を学ぶよりも大切なことかもしれません。

毎週月曜日の英会話では、ラスト10分にチャーチタイムがあります。

キリスト教会で行われている英会話なので、布教活動も兼ねています。

ただ、しつこく勧誘するような活動ではなく、あくまでキリスト教について理解を深めてほしいという思いで行われています。

おかげで、随分キリスト教についても知識が増えました。

そして、キリスト教徒の方々の神への思いの強さ、深さも知ることができました。

アメリカ人の多数はキリスト教徒であり、彼らの考え方、文化の根底にキリスト教の考えが深く入り込んでいます。

そういう意味では、キリスト教を知ることは、アメリカ人の考えをより深いレベルで理解できることに繋がります。

こうした他者への理解がある人と、ない人では、グローバル化が進んだときに、大きく差がつくと思います。

他者を理解するだけでなく、違いを認め尊重できる考え方が無いと、いつまでもお互いが理解できないままの状態になってしまいます。

そして、理解し合える仲間同士だけで固まってしまい、世の中の流れからおいていかれるかもしれません。

日本の人口が増え続け、経済が延び続けている間はそれでも良かったですが、これから訪れる少子高齢化社会と、大幅な人口減少時代を考えると、日本人だけで固まって暮らしていくのは難しくなっていくでしょう。

特に中高生が大人になるときは、日本も外国人を広く受け入れる世の中になっているかもしれません。

そんなときが来てから、慌てることがないよう、英語を道具として学ぶと同時に、海外の文化や宗教観、価値観なども、一緒に学ぶようにしたいですね。

セルモ日進西小学校前教室の口コミ一覧です！

生徒、保護者のリアルな声が投稿されています！

こちらから、面談（体験授業）を申し込んで頂けると入塾後もれなくQuoカードがもらえます！

頂いた個人情報は、回答以外には利用いたしません。