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「お願いだから塾で勉強させて欲しい!」と頭を下げてお願いされました。

長かったGWが終わり、今日から通常授業が始まりました。

 

今年は、最寄りの日進西中学校、日進中学校、日進東中学校では、長かったGWの影響で、授業時間が確保できないため、中間テストを取りやめることになっています。

 

 

 

また、高校も、完全に取りやめではなく、最寄りの日進西高校の様に、国、数、英のみと実施する教科を減らしたりするところがあるようです。

 

 

 

とはいえ、高校生にとって、新学年で迎えるはじめての中間テストはとても大切です。

 

特に高校1年生にとっての中間テストは、その後の高校生活を左右すると言っても過言ではないほど特別な意味があります。

 

GW中に、自習に来てくれた新高1の卒塾生も、順調に高校生活をスタートできているようですが、やはり最初のテストに向けて、相談できる場所がほしいからと、卒塾生の高校生のみを受け入れている「テスト期間の自習室利用(有料)」を利用させて欲しいと申込みをいただきました。

 

 

今日、お母さんが費用とお弁当を持って教室に申込みに来てくれました。

 

高校入学からわずか1ヶ月ですが、その成長には目を見張るものがあるそうで、今回のテスト対策も、生徒の方から、お母さんに「テスト期間中のみでいいので、塾に行かせて欲しい。特に最初のテストで失敗をしたく無いので、塾で勉強したいから、お願いします!」と、きちんと頭を下げてお願いしてきたそうです。

 

お母さんとしては、高校生になったのだから、塾に頼るのでは無く、一人で頑張ってほしいというお考えだったのですが、さすがに、こんなふうに頭を下げてお願いされたら、認めざるをえないですねって。

 

 

お話を聞いていて、涙が出そうになりました。

 

 

テストの重要性を理解した上で、少しでも良い結果を得るために、お母さんに頭を下げて、塾で勉強することを認めて欲しいと話してくれた生徒の行動。

 

実際、家でもしっかり勉強はできているけど、テスト前であれば、聞きたいことがすく聞ける塾でのほうが、勉強がはかどると考えてくれたこと。

 

そして、お子さんの考えをしっかり聞き、認めていただけたお母さん。

 

同じ勉強をするのに、家ではなく、お金がかかっても塾でやったほうが、それ以上の価値があると認めていただけたことがとても嬉しかったです。

 

 

 

早速、その生徒から、英単語を覚えるのに、紛らわしいのをどうやって覚えたらいいかという相談がありました。

 

覚える単語は15語と多くはないのですが、同じような意味の単語を覚えるのに、単語帳だけだと分かりづらいと悩んでいました。

 

例えば、rise : 上がる raise :上げる の違い、「decide」「determine」どちらも決心する等です。

 

rise : 上がる raise :上げる の違いは、rise : 上がる:自動詞、raise ~:~を上げる:他動詞 の違いなのですが、これだけではピンと来なかったので、具体例と一緒に覚えてもらいました。

 

rise : 上がる → 勝手に動くもの (Sun rise :日の出 など)

raise :上げる → 誰かが上げるもの (raise your hand 手を上げて など)

 

 

 

 

次は、決心する、決めるという意味の「decide」「determine」の違いです。

 

こういった同じような意味の場合、ネイティブがその単語から、どういったイメージを受け取るかが大切です。

 

それを知るのに使えるのが、こちらのイメージ辞典です。

「decide」:語源は de(離れる) cide(切る)

 

決断(決めて断つ)のように、スパッと決めるイメージです。

 

A、Bどっちにするとか、行くか戻るかとか、迷いを断つようとか、思い切った決断などの時に使いますね。

選ぶという要素が入る場合はこちらかな。

 

「determine」:語源は de(はっきり)termine(境界を定める)

 

ぼやっとしていた思いを決意(意を決する)のように、十分考えたり悩んだりした後に、決心する感じ。

考えるのを終わりにするイメージです。

 

辞書や単語帳には、どちらも、決心するとか、決定するとかしか書いてありませんが、いくつかの選択からスパッとで決める「decide」なのか、じっくり考えた上でやるぞ!と決める「determine」なのかは違いますね。

 

 

今回のお母さんが、塾に行かせるかどうか迷ったとのことだったので、この場合は、

 

His mother determined  to allow him to go to Juku.

(彼のお母さんは、彼が塾に行くことを許す決心をした)

って感じですね。

 

 

こんな風に、英単語を覚えるときも、その単語のもつイメージや語源などを調べると、覚えやすくなるよって伝えてあげたら、すっきりしていましたね。

 

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プロフィール


西尾 信章(Nobuaki Nishio)


個別学習のセルモ
日進西小学校前教室 塾長

愛知県立東山工業高校(現在の愛知総合工科高等学校)卒業後、日立製作所へ入社。1986年、日立内の日立京浜工業専門学院に通い、のちに東京大学へ留学。2000年に退職し、7年間マイクロソフトで働く。その後2回の転職を経て、2012年7月に「個別学習のセルモ」をオープンした。

 

趣味は吹奏楽
名東ウインドオーケストラ、Nisshin Wind Orchestraに所属し、トランペットを担当

 

他にも洋楽カラオケや、ゴスペル、英会話も大好き

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