· 

見てるだけ、読んでるだけでなく、手を動かして考えていますか? 

今週末に愛知全県模試を実施することもあって、特に中3生は、中1、中2の分野の復習を頑張ってくれています。

 

得意科目であれば、自分の知識の確認だったり、夏期講習で使ってるテキストの問題について、間違えたところを覚え直したり、解き方の再確認をする程度ですみますが、苦手な分野だと、復習に時間がかかりますね。

 

 

2年生の前半、勉強以外でゴタゴタがあって、勉強に集中できていなかった生徒が、その頃理解できていなかった、関数の分野の復習をしていました。

手を動かして考えている?

理解が中途半端のままだった単元なので、質問が多くでますね。

 

 

席にいく前に、必ず、「絵は書いたの?」「グラフ書いてみた?」と声をかけます。

 

何度言っても、絵がかけていません。

 

問題に既に絵が書いてあったり、解説にグラフが書かれていたりするので、それを眺めながら質問してきます。

 

う~ん、既に書いてある絵やグラフを眺めているだけでは、なかなか理解できないと思うよと、書いてある絵を自分の手でノートに書き写したり、グラフも、自分で書いてみたりしてもらいます。

 

そうやって、問題をよみながら、手をうごかしていると、書いていなかった数字に気づいたり、グラフの特徴に気づいたりすることが多々あります。

 

そう、目で追っているだけでは、気づかないものが、書き写すことや、問題にある長さや座標などの情報を入れていくことで、見えてきたり、気づけたりするんですよね。

 

 

特に、数学は、問題に図が既に書いてある問題ほど、思い込みで間違えるケースが多いので、空いたスペースを使って、自分でも同じ図を書いてみましょう。

 

フリーハンドでどんな図形なのかを正しく書こうとすると、問題や条件などをじっくり読むことになり、思い込みや、見えなかったヒントが見えることにも繋がります。

 

 

 

グラフや、図形の問題を解くときは、既に問題文に図形やグラフが書かれていたとしても、問題を正しく理解するために、自分の手で、図形を描き起こすクセをつけると、解法を思いつくことができるようになるので、ぜひやってみてくださいね!

 

プロフィール


西尾 信章(Nobuaki Nishio)


個別学習のセルモ
日進西小学校前教室 塾長

愛知県立東山工業高校(現在の愛知総合工科高等学校)卒業後、日立製作所へ入社。1986年、日立内の日立京浜工業専門学院に通い、のちに東京大学へ留学。2000年に退職し、7年間マイクロソフトで働く。その後2回の転職を経て、2012年7月に「個別学習のセルモ」をオープンした。

 

趣味は吹奏楽
名東ウインドオーケストラ、Nisshin Wind Orchestraに所属し、トランペットを担当

 

他にも洋楽カラオケや、ゴスペル、英会話も大好き

詳しいプロフィールはこちら


地域情報誌Sun+Go Clubに掲載している
塾長コラムはこちら

お問い合わせ

TEL: 052-717-0394

月曜日~金曜日
15:00~22:00

 

お問合わせはこちらから